一般社団法人  ことばの診療所

あなたの旅立ち、綴ります

こんにちは、あなたの隠れた強みを「おめでとう」で自信に変えどんどんチャレンジできるようにする、おめでとうソムリエの村田です。

映画「あなたの旅立ち、綴ります」を観てきました。

>>>公式サイト


訃報記者へ舞い込んだ依頼は〈最低〉な老婦人の〈最高〉なおくやみ欄を生前に作ること。


このキャッチ素晴らしくて。思わずこの文章を見てなにがどうなるのか気になりすぎていってきました。

 

81歳のハリエットは料理も庭の手入れも髪を切ることもなんでも自分でできてしまって、それゆえに孤独でむなしくなって自殺未遂。
たまたま新聞で故人への愛の溢れるおくやみ欄を見かけて「自分も死んだ後に評価されたい」という思いから新聞記者の訃報欄担当のアンに依頼をする。

という1ヶ月の話。

 

しぶしぶアンはインタビューを始めるものの

「話したくない」
「彼女のせいで、今もカウンセラーに通っている」
「最悪だ、本当に最悪だ」

とボロクソのコメントばかり。

それにもめげないハリエットが出した素敵な訃報の4つの特徴。
1.家族や友人に愛され
2.同僚から尊敬され
3.思いがけず、誰かの人生を変えた
4.ワイルドカード(その人のオリジナルの強み/キャッチコピー)
これにそってアンを巻き込んでいろんな行動を起こしていきます。
ハリエットの魅力的なところは中々に強引なんだけど「自分ならやれる」という自信が隠れていて。

過去の栄光にすがることなく、誰からもよく言われない、という事実に心折れることなく、4つの条件を満たしていく姿がたくましい。

「自信のなさが野望をダメにする。」
「いい1日よりも本物の1日を。自分に正直な1日を。」

この2つのことばが特に印象的。

あなたはどう送られたいですか。日々、自分に正直に生きられていますか。
そう優しく聞いてくる映画でした。

 

死んだ後、周りからどう言われるかってある意味究極の答え合わせで、自分の生き方が浮き彫りになると思っています。
大勢から褒めたたえられたいのか、愛する家族に頑張ったね、と笑顔で見送られたいのか。それともひっそりと自然に還っていくのか。
どれも正解はなくて、ないからこそ自分の望む送られ方を迎えたいですよね。
ちなみに私は、頑張って生き切ったね、おめでとう!ってフラワーシャワーをお墓にかけてもらうのが理想の送られ方。

新学期、新天地など環境も切り替わる季節。「自分はどう生きたいのか」を振り返りたい方にぜひおすすめの映画です。

 

一般社団法人ことばの診療所 代表
おめでとうソムリエ
村田 悠

 

村田のプロフィール


一般社団法人ことばの診療所 代表
おめでとうソムリエ
ことばを編むことが大好きな30歳レズビアン。
中学で女の子が好きと気づいたが、怖くて周りに言えず、大学生の時に初めて自分のことを含めてスピーチをする。
だが、社会で生きるためには品行方正でないといけない。バレたらイジメられたり、イヤな思いをするのではないかという恐怖からすごく真面目に心を殺し、営業職となる。
会社では彼女のことを話せない、飲み会の席ではいつ結婚するのかと恋バナばかり、と窮屈さを感じていた所、転勤辞令が下り、それを機に退職。多業種と知り合える職場に転職する。
その中で、自分自身も生き方の選択肢が狭いことに気づき、4か月でアポイント&イベント70件参加。併せてカミングアウトする中で、「同性愛者に初めて会った」と言われることと偏見の多さから、ブログ「好きな人を好きといいたい」を300日連続投稿。
ことばを重ねる中で、マイノリティに限らずあまりに無自覚に「××が普通」「こうあるべき」と縛られている人が溢れていることに気づき、ことばと本を通じて生き方の幅を広げたい、と当法人を設立。
なかでも「自分が我慢すればうまくいく」「もっともっと頑張らなくては評価されない」と自己評価を高めることができず可能性を抑え込んでいる女性の多さが一番ショック。
自分自身も「頑張り屋さん」だった過去を踏まえて「多様性」という言葉を横において、まずは一人ひとりが「私、頑張っている!」「おめでとう!」と自分のことを褒められるようにと「ことばのフラワーシャワーセッション」をスタート。